(目的)

第1条　この条例は、こどもが必要とする医療を容易に受けられるようにするため、こどもに対する医療費の一部をその保護者に支給することにより、こどもの健康の保持及び増進に寄与し、もってこどもの福祉の向上を図ることを目的とする。

(定義)

第2条　この条例において「こども」とは、満6歳に達した日以後の最初の4月1日から満18歳に達する日以後の最初の3月31日までにある者をいう。

(支給対象)

第3条　この条例に定める医療費の支給の対象となる者は、医療保険各法の規定による被保険者、組合員又は被扶養者であり、かつ、町の区域内に住所を有するこどもの保護者、又は町内に住所を有し、就学上の理由により町の区域外に住所を有するこども(以下「対象児」という。)の保護者とする。

(支給)

第4条　町長は、保護者が前条に定める対象児に係る一部負担金等を支払った場合において、当該支払額(附加給付金があるときは、その額を控除した額)を支給するものとする。

(受給資格の登録)

第5条　医療費の支給を受けようとする保護者は高野町こども医療費支給に関する条例施行規則(平成20年高野町規則第4号。以下「規則」という。)で定める受給資格申請書を提出して、こどもの医療費受給資格の登録を受けなければならない。

(支給の方法)

第6条　第4条に定めるこども医療費の支給は、対象児の保護者の申請に基づき行うものとする。

(届出の義務)

第7条　受給者は、その資格を喪失したとき又は受給資格の登録事項に変更があったときは、その旨を速やかに町長に届出なければならない。

(支給金の返還)

第8条　町長は、偽りその他不正の行為によって支給を受けた者があるとき、又は一部負担金等の変更その他の理由により過払いが生じたときは、受給者からその支給を受けた額の全部又は一部を返還させることができる。

(権利の譲渡の禁止)

第9条　この条例によるこどもの医療費の支給を受ける権利は、譲渡し、又は担保に供することができない。

(委任)

第10条　この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。