○指定金融機関等検査要領
昭和61年10月6日
1 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第168条の4及び高野町財務規則(昭和39年高野町規則第1号)第62条の規定に基づく指定金融機関、指定代理金融機関及び収納代理金融機関(以下「指定金融機関等」という。)に対する公金の収納及び支払の事務並びに公金の預金の状況についての検査はこの要領によりこれを行うものとする。
2 検査は、次により行うものとする。
(1) 定期検査 9月30日現在で10月15日から10月31日までの間におけるものについて行うものとする。
(2) 臨時検査 会計管理者が随時定めるものとする。
(3) 検査の日程及び方法 会計管理者が別に定めるものとする。
3 検査の対象となる指定金融機関等における帳簿及び書類は、次のとおりとする。
(1) 公金受払日計表
(2) 歳入歳出内訳簿
(3) 即時払金受領証書
(4) 繰替払計算書
(5) 歳入歳出証拠書類
(6) 収納金受払簿
(7) 歳入証拠書類
(8) その他必要とする書類
4 指定金融機関等が提出すべき書類は、次のとおりとする。
(1) 収入支出計算書(年度別、会計別、公所別)…………様式第1号
(2) 歳計金預金現在高調…………様式第2号
(3) 基金預金現在高調…………様式第3号
(4) 小切手支払未済現在高調…………様式第4号
(5) 隔地払支払未済現在高調…………様式第5号
(6) 検査日現在の公金受払日計表…………様式第6号
附則(平成18年要領第1号)
この要領は、平成19年4月1日から施行する。
(指定金融機関)
項目 | 事項 | 根拠法令等 |
1 一般的事項 | 1 店頭表示 |
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指定金融機関を示す標札を掲出しているか。 | ○財務規則(以下「財則」という。)第62条第6項 | |
2 印鑑票 |
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公金出納事務に使用されている印鑑は、あらかじめ会計管理者に届けられている印鑑票の印影と合致しているか。 | ○会計規則(以下「会則」という。)第85条 | |
2 収納 | 1 納入通知書関係 |
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(1) 他市町村の納入通知書が混入して綴込まれていないか。 (2) 領収金額が訂正、改ざんされたものを収納していないか。 | ○会則第65条 | |
2 納入義務者からの収納関係 |
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(1) 収納印が明瞭に押印されているか。 (2) 収納印を訂正する場合、消印又は輪違いにより明瞭に抹消しているか。 (3) 延滞金等の収納もれはないか。 | ○財則第62条の5第1項 | |
(4) 証券で受けいれたものは、納入通知書等に「証券受領」の表示をしているか。 | ○財則第62条の5第3項 | |
又、不渡りの場合の処理は適切か。 | 会則第68条 | |
(5) 証券納付の場合、財務規則で規定している小切手支払地範囲を承知しているか。 | ○地方自治法施行令第156条第1項第1号 ○財則第38条 | |
(6) 納入通知書等に基づいて、速やかに指定預金口座に入金されているか。 | ○財則第62条の6 会則第65条、66条、67条 | |
3 口座振替による収納関係 |
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(1) 納入義務者等の申し出に基づいて行われているか。 | ○財則第62条の5第7項 会則第67条 | |
(2) 納期限当日(休日の場合は翌営業日)に口座振替を行っているか。 |
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4 出納取扱店(総括店を除く)又は出納取扱店からの収入金受入関係 |
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(1) 受入れた公金を収入金内訳表により所定の日までに総括店の 町 の預金口座に振り込まれているか。 | ○財則第62条の6 | |
(2) 収入金内訳書の記載金額に訂正はないか。 |
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(3) 支払期間を経過して払込まれた場合、遅延々滞金を徴しているか。 | ○会則第69条 | |
(4) 指定代理金融機関、収納代理金融機関に対する指導の状況はどうか。 |
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3 支払 | 1 小切手の処理状況 |
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(1) 小切手支払の処理は適切か。 | ○財則第62条の7 会則第73条 | |
(2) 支払期限経過後の処理は適切か(報告もれの有無、歳入金納付の状況等)。 | ○地方自治法施行令第165条の6第2項 会則第77条、第78条 | |
(3) 支払済の小切手振出済通知書は、決済日順に保管されているか。 |
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2 隔地払の処理状況 (1) 隔地払の処理は適切か。 |
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(2) 支払済の隔地払案内書及び隔地払依頼書は支払日順に編冊されているか。 | ○会則第74条第1項 | |
(3) 支払期限経過後の処理は適切か(報告もれの有無、歳入金納付の状況)。 | ○地方自治法施行令第165条の6第3項 | |
3 口座振替払の処理状況 |
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(1) 速やかに処理されているか。 | ○財則第62条の12 会則第74条第2項 | |
(2) 口座振替依頼書は支払日順に編冊されているか。 |
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4 日計表関係 | 1 預金残高は、日計表に記載の残高と一致しているか。 2 日計表の収入合計欄金額は納入通知書等の合計金額と合致しているか。 3 日計表の支払額合計欄金額は支払済の小切手金額及び公金振替書の金額と一致しているか。 |
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5 証拠書類の保管 | 1 財務規則に定める諸帳簿は備えられているか。 | ○財則第62条の16 |
2 証拠書類の整備、保管は年度別、会計別、月別に整理保管されているか。 | ○財則第62条の19 | |
3 保管年限は規則どおり取扱われているか。 | 会則第88条 | |
4 総括店は出納取扱店及び収納取扱店における公金の収納又は、支払の取りまとめに係る書類を保管しているか。 |
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(収納代理金融機関)
項目 | 事項 | 根拠法令等 |
1 一般的事項 | 1 店頭表示 |
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収納代理金融機関を示す標札を掲出しているか。 | ○財則第62条第6項 | |
2 印鑑票 |
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公金収納の事務に使用されている印鑑は、あらかじめ会計管理者に届けられている印鑑票の印影と合致しているか。 | ○会則第85条 | |
2 収納 | 1 納入通知書関係 (1) 他市町村の納入通知書が混入して綴り込まれていないか。 (2) 領収金額が訂正、改ざんされたものを収納していないか。 | ○会則第65条 |
2 納入義務者からの収納関係 |
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(1) 納入印が明瞭に押印されているか。 (2) 収納印を訂正する場合、消印又は輪違いにより明瞭に抹消しているか。 (3) 延滞金額等の収納もれはないか。 | ○財則第62条の5 | |
(4) 証券で受入れたものは、収入通知書等に「証券受領」の表示をしているか。 | ○財則第62条の5第3項 会則第68条 | |
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又、不渡りの場合の処理は適切か。 |
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(5) 証券納付の場合、財務規則で規定している小切手支払地範囲を承知しているか。 | ○地方自治施行令第156条第1項第1号 財則第38条 | |
(6) 納入通知書等に基づいて速やかに指定預金口座に入金されているか。 | ○会則第65条、66条、67条 | |
3 口座振替による収納関係 (1) 納入義務者の申し出に基づいて行われているか。 |
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(2) 納期限当日に口座振替を行っているか。 | ○会則第67条 | |
4 収入金の取り扱い |
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(1) 受入れた公金を収入金内訳表により所定日までに総括店の、町の預金口座に振り込んでいるか。 | ○財則第62条の6第3項 会則第69条 | |
(2) 繰替払のある場合、繰替払調書を作成し、収入金に係る領収済通知書を総括店に送付するとき、これとあわせて送付しているか。 | 会則第75条 |